ドン小西のしくじり授業まとめ「自分のセンスしか信じなかった男」

ドン小西
自分のセンスが正しいと勘違いしてドン底に落ちないための授業
しくじり先生:ドン小西

日本を代表する一流ファッションデザイナー
かつて色の魔術師と呼ばれ、その斬新な色使いは日本だけでなくニューヨークコレクションやミラノコレクション等、世界中の名だたるファッションショーでもショーを行っていたほど

ドン小西が立ち上げたブランド『Ficce』の服も飛ぶように売れ、一時は資産60億円という富を築き上げた

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ドン小西のしくじりとは

  • 資産60億円から借金15億円に転落
  • 巨額の借金に追い込まれ、うつ状態
  • 離婚して孤独な生活

さらには三重県の実家も売却
家族に大変迷惑をかけた

なぜこんなしくじりをしてしまったのか?

それは「自分のセンスは絶対に正しい!」という過剰な思い込みをする性格だったから

自分のセンスは絶対に正しいという考えで借金15億円を抱えてしまった
センスの活かし方を踏み違えていた

あなたの周りにも自分は絶対正しいと思い込んでいる人はいませんか?
そう考えてしまうと、自分中心でしか物事を考えられなくなり、度が過ぎるとドン小西のように人生を棒に振ることになる

第一章
ドン底小西しくじりコレクション

ドン小西は三重県の津市で生まれ、有名な一流の呉服屋の御曹司(ボンボン)として何不自由なく育った
⇒ボン小西w

ドン小西のセレブ生活

  • 幼い頃から家庭教師・習字・バイオリンの英才教育
  • 学芸会は母が裏から手を回し絶対に主役
  • 服装は常に半ズボン・蝶ネクタイ(オーダーメイド)

中学卒業後、三重の片田舎から東京の高校に進学

そして、東京の華やかさに染まりまくり、おしゃれに目覚めた!
赤坂、六本木のクラブで遊んでいた

大学に進学し、ロンドン行きを決意!
「時代の最先端はロンドンっしょ!」

留学費用は祖父が出してくれた
祖父はドン小西が真面目に勉強しに行くと思っていた

当時、デビッド・ボウイ、T-REX等のグラムロックが流行っていた
ロンドンファッションにゾッコンだった

海外文化に大きな影響を受けたのは今となっては自分を信じて疑わなかったから
しかし今思えば、それが勘違いの第一歩だった

海外カルチャーに触れている自分=超センスがいい

完全に自意識過剰だった

ロンドンに渡ったドン小西は半年間、話題のブティックを一生懸命研究した

そしてセンスを磨いたドン小西は日本に帰国しロンドンブームを反映した人気のアパレルショップで服作りの技術者として働いた

お店の売上も好調でした
プライベートでも結婚して娘も授かった

働き続けて8年間、29歳の頃こう考えるようになった
「売れる服」ばかり作ってるこの店ダセぇ!
おれにしか作れない服を作りたい!!

媚びを売ることに疑問を持ち、経営のノウハウが一切ないのに自身のブランド「Ficce」を立ち上げた

ブランドを立ち上げて3年後
大赤字 8000万円の借金

当時のしくじり状況

  • 営業をかけていないので注文が一切こない
  • 経理を勉強していないので必要経費の計算すらできない
  • お金がないのに数千万円の設備投資
  • 材料を買うお金すらなくなり商品が作れない
  • その日の食事にすら困る極貧生活

特殊な物を作っていると工場が受けてくれないので一台数千万円の編み機を自分で買った

一切商品が売れなかった

セーターを20万円で売ったりしていた

このままではまずいと、
生地屋さん、糸屋さんに行って処分される余った布や糸を無料でもらった

余り糸の寄せ集めで作ったセーターが有名ファッション雑誌で紹介され注目を集めた!

さらにビートたけしが着用したことで一大ブームに!

たまたまドン小西の事務所の隣にいたスタイリストが「ビートたけしさんの仕事をやっている」と言っていたのでドン小西のセーターを見てもらったら気に入ってもらえた
その後ビートたけしがテレビ・映画で沢山着てくれた

ficceの服を着ていた有名人

谷村新司
久保田利伸
エルトン・ジョン
スティング

その後、長野オリンピックとシドニーオリンピックの選手団ユニフォーム選考委員にも選ばれた

国内外の大企業から色んなユニフィームの依頼が次々に届いた

ドン小西デザインユニフォーム

  • 大蔵省税関
  • 東武鉄道
  • 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ

ドン小西の会社は年商60億円、総スタッフ約200人にまで成長

全国に50位上のショップをオープン

ドン小西のセレブ生活

  • 資産60億
  • フェラーリなど高級外車6台所有
  • 億単位の不動産を多数所有
  • 全国各地に数千万円のゴルフ会員権を所有
  • 三重の実家を建て替え
  • 銀行からVIP扱い

調子にのっていたドン小西は、
社員を「人間」として扱わない究極のワンマン社長になっていた

社員を下僕だと思っていた

ドン小西のしくじりワンマン行動ワースト3

第3位
自分の好みに合わない社員はクビ

第2位
美人な社員しか自分の近くに置かない

第1位
社員の不満は金の力で解決

当時の社員には本当に申し訳ないと思っている

その後もドン小西のブランドはド派手なデザインを世に送り込んでいったが、ユニクロ等のシンプルファッションブームが到来
全く真逆のブームが来てしまった

しかしドン小西は「年収1000万以下のヤツらなんかの感性なんかクソ食らえ!」と思っていた
一般層の市場に媚びなかった

危険を察した部下からの「路線を変更したほうがいいのではないか」という声には一切耳を貸さずに、ドン小西は自分のセンスが絶対に正しいと、数億円をかけたファッションショーを開催したり、1着数百万円もするド派手な服を作り続けた

今振り返ってみると本当に愚かな行動を重ねていた

時代のニーズを無視し続けた結果・・・
業績が急降下

全ブランドショップ閉店
負債15億円

ここからドン底時代が始まる

家族で食事代は1人数万円だったのが、200円300円のうどんを寂しくすする生活へ

教訓
今いくら調子が良くても「たまたま時代の流れに乗っただけ」という謙虚さを持て

時代というものは変わる
自分の置かれた状況をしっかり見定める必要がある

ここまでのまとめ
ドン小西!
いけいけドンドン!
どんどんドン底!
うどんをすすって
借金ドーン!

第二章
地獄のそこまでズドン小西しくじりコレクション2017冬

周囲を下に見ていた人間がどんな末路をたどるのか
15億円の借金を抱えたドン小西を待ち受けていた悲劇

銀行員が手のひら返しで鬼の取り立て

  • 不動産・高級外車・ゴルフ会員権は全て売却
  • 自分の個人預金も全て差し押さえ
  • 妻の預金も全て返済にあてられる

2000~3000万で買ったゴルフ会員権が売却時は50~60万

銀行は経営方針にも指示を出してくるように

ドン小西が銀行員に言われた言葉

「お前センスゼロだな」
「袖の色が左右でなんで違うんだ?こんな服売れないでしょ」
「ボタンが多い コストの無駄」
「正直言いますけどこんなダサい服売れませんよ」

ドン小西はそれでもなんとか一発逆転をしようと社員に呼びかけ
「派手な僕らしいコレクションをやろう」と提案

しかし横暴なドン小西に嫌気がさし優秀な社員が次々に去っていった

今思い返すと当時社員にとってドン小西はお金もセンスもないただの横暴な豚だった
そんなやつの下で働こうと思う人はいない

横暴にしていたしっぺ返しがきた

上に立つ人に必要な要素
この人に「ついていこう」ではなくこの人を「支えよう」と思える人間かどうか

自分の強いところだけを見せて、社員について来いと思うのではなく弱い部分もさらけ出して負け顔も見せて「支えてあげたい」と思われるだけの度量が必要

ドン小西の悲劇

  • ブランド「ficce」の権利を売却
  • 借金返済のために実家売却
  • 娘の大学の学費が払えなくなる

早く楽になりたいという気持ちがブランドを売却させた
守り続けたものを守れなくなった

とにかく持っているもの全てを売り払い、借金は3億円ほどになった

追い打ちをかける出来事
離婚

家族も社員も失い一人ぼっち

妻にも横暴な振る舞いをしていた
「誰に食わせてもらってるんだ」
「誰のおかげでお前は生きてるんだ」

お金がなくなってくると夫婦生活もうまくいかない
喧嘩が毎日絶えなかった

そしてうつ状態になった

自分には何もないことに気づいた

お金、地位、名誉、夢
全てを手に入れていたがそれが全部幻になってしまった

信じていたもの全て失った

そんな中、テレビ局からワイドショーでのファッションチェックのオファーがきた
流行や服のデザインを解説してほしいというもの

「なんで人がデザインしたものを俺が解説しないといけないんだ 他人のデザインなんてどうでもいい」
とはじめは思ったが

失うものは何もない できることは全てやってみようとオファーを受けることに

物を仕入れることができない
お金がない
自分を売るしかない

数十年培ったファッションセンスを武器にして自分を売ろう

出演したのはフジテレビの「とくダネ!」
「ドン小西」という名前はそのときのディレクターにつけられた

当時は腹立たしかったが今はそのディレクターに感謝している

ドン小西という名前のおかげで沢山の人に知ってもらえた

人の意見を受け入れるとこれまでの状況が変わることを初めて知った

番組での辛口ファッションチェックは大ウケ

その人がどうしたら素晴らしくなるか愛を込めたつもり
「ためになった」「センスが磨かれたもと」と言われるのを誇りに仕事をした

次々に番組出演のオファーがくるように

2010年、15億円あった借金を完済することができた

教訓
周囲に支えられ、求められ、評価されて初めて「仕事」は成立する

最終章
自分に過剰な自信を持っているみなさんへ

「自分のセンスは絶対に正しい」という考えで突っ走って一時期は「色の魔術師」と呼ばれるまでに名声を得たが、周囲を虐げて愚かな行動を重ね、ドン底に落ちて全てを失くしてしまった

自分に自信を持つのは良いことだと思うが、自分の選択や考えが正しいから自分のやりたいようにやるという考えで周囲に自分の考えを押し付けてしまっている人は世間にもいると思う

そんな方々に伝えたい教訓
センスを否定するだけの行き方はダサい
大事なのは目の前の壁にセンスを持って挑戦すること

どんな壁にぶつかってもその状況を否定するのではなくそこに向き合って挑戦することが本当にオシャレな生き方

全てを失くしても怖がることなくその場その場で毎回完全燃焼していればどうにかなる

それが人生の醍醐味であり1つの楽しみだと思う

まとめ

ドン小西のしくじり
①自分のセンスを信じすぎた
②周りの意見を一切聞かなかった
③流行から目を背けた

教訓
周りの意見に耳を傾けて自分の置かれた状況でセンスを発揮しよう!

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