野村宏伸のしくじり授業まとめ「自分は勝ち組だと勘違いしちゃった」

せっかく得た成功を無駄にしてどん底に落ちないための授業

しくじり先生:野村宏伸
18歳の頃、角川主催の映画オーディションで優勝
日本アカデミー賞新人俳優賞受賞
2作目の映画で主演に大抜擢
月9ドラマ「教師びんびん物語」の榎本役で大ブレイク、国民的人気俳優に

しかし、その後テレビで見なくなった

消えていた間、野村宏伸が何をしていたか?
アルバイト生活

2009年頃から仕事がなくなり、生活のために中古車の買い付けのアルバイトをしていた

野村宏伸のしくじり

・アルバイト生活
・詐欺被害
・離婚

一度の成功で自分は人生の勝ち組だと勘違いしてしまった

しかしこれは野村宏伸だけに言えることではない

一度の成功で危機感がなkなる人の一般例

・良い大学に入学しただけで勝ち組だと勘違いして勉強しなくなる学生
・一度契約を取っただけで出世コースに乗ったと勘違いする社員
・高収入の夫と結婚しただけで一生セレブ生活が続くと思っている妻
・一度特番でMCになっただけで「自分は売れた」と安心する芸人

一度成功を勝ち得たとしてもその後の振る舞いでドン底に落ちることはある
大事なのは成功した後の振る舞い

なぜ一度の成功で一生安泰だと思ったのか?

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第一章
〜勝ち組勘違い人生の始まり〜

幼少期の野村宏伸は、社長御曹司でセレブ生活
父親が化学薬品工場の社長で何不自由ない生活をおくっていた

自宅は約200坪の豪邸 庭ではコイが泳いでいた
子どもの日には巨大鯉のぼりと高級五月人形
小学生で海外旅行
欲しいと思ったものは基本的に何でも手に入った

しかし、野村宏伸が17歳のときに父親の会社が倒産
借金数十億円

大口の取引先との契約が破断

大量に作った商品が売れ残る

一気に負債を抱える

倒産

その結果、一家離散

父→夜逃げ
母→夜逃げ
野村宏伸→父方の親戚の家へ
妹→母方の親戚の家へ

10ヶ月後、父が会社の破産手続きをして全ての負債を整理することで家族は再び一緒に生活することができた
そんな中、妹が突然角川映画の俳優オーディションに応募

野村宏伸が受けたオーディション
角川映画「メイン・テーマ」にて薬師丸ひろ子さんの相手役を募集したオーディション

優勝賞金:500万円
推薦人:100万円

妹は賞金につられて野村宏伸を利用して応募
当時、角川映画はヒット作を連発

正直オーディションに受かるわけがないと思っていたので軽い気持ちでオーディションを受けた
その結果、約23000人を勝ち抜き、優勝!

自分でも訳がわからなかった

芸能事務所に所属する演技経験のある人も多数応募していた中、なぜド素人の野村宏伸が勝ち抜けたのか?
→狙ってないド素人っぽさが逆にウケた
どうせ受からないと思っていたので質疑応答で全て本音で正直に話した

オーディションで選ぶ側に話を聞くと、変に芸能かじってる人の「自分業界知ってますよ」感が鼻につくらしい

新人オーディションで嫌われがちなNG行動

・子役が演技試験で「板付きでいいですか?」と聞く
 ※板付=幕が上がったときに俳優がすでに舞台に出ていること
・ドラマに出た事がないのに「カメラはどこから狙っているテイですか?」
・まだ売れてないのにフジテレビのことをCXと言う

オーディション優勝後、角川春樹事務所に所属して俳優デビュー
優勝賞金500万円と推薦人の賞金100万円をもらい、突如降ってきた大金に野村宏伸と妹は浮かれまくった
人生初の車を購入

映画の撮影が始まる
森田芳光監督がつきっきりで個人レッスンをしてくれた
オーディションでは自然体だったが映画撮影では緊張でガチガチ

演技は下手だったが、役の設定が飾らない素朴な青年だっただったので作品での演技が評価され、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞

役者は1作で終わろうと思っていたが、賞をもらったこともあり映画の世界に魅せられ、役者を続けてみたいと素直に思うようになった

次の出演は、角川10周年記念映画で主演に大抜擢!
メモリアル作品ということで共演者はとても豪華だった

父親の会社の倒産からここまで約4年
この後もう1作映画に出演後、角川春樹事務所が俳優部がなくなり、知人の紹介で移籍することになった
そこで人生の転機となるドラマ「びんびん物語」”榎本英樹”役のオファー

それまでの映画とは違い、観る人の多いテレビの反響は異常だった
その結果、野村宏伸の人気も爆発→14年続くヒット作に

ここから榎本バブルが到来
デビュー5年目でCMオファーが殺到

野村宏伸が出演していたCM

大正製薬
メニコン
日産自動車
プリマハム
森永製菓
カルピス
キリンビバレッジ
花王
NEC
マルコメ

20代で最高月収約6000万円
少ないときでも月に2000万

月末になると口座に大金がドサっと入ったのをはっきりと覚えている
それを俗に口座びんびん物語と言うw

若くして大金を掴んだ野村宏伸はこんな感覚に陥る
世の中で買えないものが見当たらない

野村宏伸が衝動買いしたもの①
・キャンピングカー(約600万円)→1回使っただけで飽きた
・1年で車を10台以上乗り換え→ベンツとポルシェ

若くして大金を得ると、お金はずっと入ってくるものとうぬぼれた勘違いの認識に陥りやすくなる

「稼いでいる」のではなく「稼がせてもらっている」
誰かが仕事を与えてくれるからお金はもらえている
そのありがたみをしっかり心に刻んで謙虚な気持ちを忘れずに働きましょう

しかし当時の野村宏伸の金銭感覚は壊れたまま
「1000万円」が世間で言うところの「10万円」の感覚
当時の野村宏伸は1000万円からがお金だと思っていたw
100万円以下は小銭感覚

野村宏伸が衝動買いしたもの②
2億8000万円の家
・28歳で世田谷に2億8000万の家を購入
・頭金1億円でローン払い
・建築家との打ち合わせを重ねて自分の理想を詰め込んだ

敷地面接は110坪
1階リビングっは約50畳
スペースを贅沢に使った3LDK
バーベキューができる広大な庭

もうお金の心配はいらないと母に伝える意味で家を買った
母に喜んでもらおうと10畳の巨大な風呂場も作った
→しかし10畳の風呂場は広すぎて寒いw

設計の常識を超えた広さにしたことで母親共々日々の寒さに凍えてしまった
浴槽も大きかったのでお湯をためてもすぐに冷めてしまう
特に冬は体が冷えっぱなし

浴室の暖房を絶えず全開でつけていないと入っていられない状況
その結果、光熱費だけで毎月8万円

完全に設計ミス
高額な光熱費が後々の野村宏伸を苦しめることになる

世間のみなさんに伝えたいこと
「いい車」と「いい家」は「ほんとうの幸せ」ではない

当時の野村宏伸は車や家というステータスにとらわれていた

売れてから、純朴な青年だった野村宏伸はテングになった
調子に乗って会社にわがままを言いたい放題

事務所には言ってはいけないNGセリフ

・この事務所があるのは誰のおかげだ?
・休みくれって言ってんだろ!
・オレをもっと売れよ!それがマネージメントだろ!?

榎本役で売れたには関わらず、ナヨナヨした榎本役はもうやらねぇよ!と発言
世間からの榎本のイメージに反発するようになった

街で「教師びんびん物語の榎本さんですよね?」と話かけられた時の反応
「・・・だから?」

第二章
〜こうして僕はすべてを失った

教師びんびん物語で人気がでた後、連続ドラマでの主演のオファーがゾクゾクと舞い込む

オファーのほとんどが榎本のような気弱な役だったことから、そのオファーを蹴り仕事を選ぶようになった
自分が納得した二枚目な役やハードボイルドな役の主演オファーだけを受けるようになる

その結果、低視聴率を連発!
視聴率が低すぎて放送回数が減ったものまである

低視聴率を出してしまった俳優は業界ではこんなことを囁かれるようになる
「野村宏伸って数字持ってないね」

今思えば主演ドラマがコケた時の対処法を間違えていた
本来であれば、主演ドラマがコケた後は、2番手3番手に役を下げて存在感をアピールし、もう一度主演の機会を狙うべき
今の時代だと、バラエティに出演したりして、テレビに露出し続けることで印象を残したりする方法もある

しかし、当時の野村宏伸は見栄を張って自分のステータスを下げられかった
2番手、3番手のオファーもあったが、見栄が邪魔をして全て断ってしまった
共演者のランク付けをするようになっていた

自分は主演でコケた人間、もう負けられないという思いが、逆にプライドを高くして小さなことで他人を意識してばかりだった
今振り返ると、くやしさを飲み込んで与えられた仕事をこなせば良かった

ちっぽけなランクを拠り所に仕事のオファーを次々と蹴ってしまう

勘違いして仕事を断り続けているとその後こんな現象が起こる
ドラマの出演オファー激減

野村宏伸に対する業界人の心境
「野村宏伸、主演じゃないとオファー受けないらしいよ」
「あいつ面倒臭いな」
「オファーやめよう!」

人気が落ちてきた中で、当時の彼女と結婚
さらに子どもを2人授かる

すると野村宏伸の中で少しづつ心境の変化が現れた
家族を養うためにはしょうがない 脇役もやろう

主演以外のオファーも積極的に受けようと決意した
番手を下げればすぐに仕事取れるっしょとナメていた

しかし、野村宏伸を立場を脅かす舞台出身の超実力派俳優が続々と頭角を現してきていた
キャリアで劣る野村宏伸は同じ土俵に立つと苦戦を強いられた

ドラマは主演クラスが一番競争率が高いと思われがちだが、実は脇役こそ競争率が高く実力が問われる配役

見栄を張っていたツケがまわってきてどんどん仕事が減っていく

プライベートでもしくじりを犯す
総額1億円の詐欺被害
1000万年単位で複数の人に総額1億円貸したが戻ってこない

野村宏伸の詐欺被害

友人A
不動産投資の名目で数回に分けて総額5000万円を貸す
「月末には返す」と言われたがそのまま行方不明

友人B
産業廃棄物の焼却事業への投資名目で1000万円を貸す
そのまま行方不明

友人C
経営するカフェの従業員の給料を払えないと言うので1500万円を貸す
行方不明

実の父親がギャンブルで作ってしまった借金を肩代わり

頼まれるとすぐにお金を貸してしまう
貸した後催促するようなこともしなかった
「ケチな奴」とおもわれなくなかったから

しくじりの連鎖状況の中で仕事は減っていき、40歳でほぼ無職

仕事は月に1〜2回
基本的に家でゴロゴロ
子どもと公園で遊ぶ
昼間から酒をあおる

生活費や家のローンにも追われ妻はどんどん不安になった
妻に「仕事大丈夫なの?」と聞かれても「…大丈夫だから」としか答えない

妻に対してまで見栄を張っていた
それが男気だと勘違いしていた
今思えば妻は全てを打ち明けて欲しかったのかもしれない

その結果、喧嘩が絶えなくなり離婚することに
何の罪のない子ども達にも迷惑をかけてしまった

全てを失った野村宏伸はアルバイト生活に突入
気を遣った友人が生活費のために仕事を紹介してくれた
その友人には本当に感謝している

自分の不甲斐なさに気づきおもった事
今の自分は負け組
泥水すすってでももう一度這い上がろう

それまでの自分はずっと受け身だった
役者になったきっかけも妹の応募
映画デビューした後も仕事が来て当たり前
自分は仕事を選ぶ立場という勘違いをし続けていたと気付いた

事務所を離れ、頂いたオファーを全てうける決意し個人事務所を設立
そんな中、バラエティ番組で田原俊彦と再開する企画のオファー

いらない見栄を捨ててそのオファーをありがたく受け入れた
田原俊彦は昔と変わらないノリでフランクに接してくれた

その時に役者を始めた頃のガムシャラな自分を思い出した
自分に役者としての個性を与えてくれたのはびんびん物語の榎本だった
あの役があったからこそ、その後の自分があった

役者として苦境にある中、田原俊彦はこんな言葉をかけてくれた
「独りでやっていこうとする姿勢に経緯を表する
 役者として宏伸らしさを貫いてほしい」

その番組を見ていたプロデューサーからTBSドラマ「とんび」の出演オファーが届く
この出演がターニングポイントになった

再び仕事のオファーをもらえるようになった

野村宏伸が気付いた大事なこと
「成功」の度に「初心」に戻る事
それを続けられる人が理想を実現できる

仕事とは、人から求められることに最大限のパフォーマンスで応えること

野村宏伸のしくじり

①金銭感覚が崩壊した
②テングになって仕事を選んだ
③見栄を張って家族に迷惑をかけた

野村宏伸の教訓

初心を忘れずに謙虚に取り組みましょう

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